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隠される原子力・核の真実 [ 小出裕章 ]のレビューは!?

年齢不詳さん
原子力分野で一番信頼出来る小出裕章先生の著書です。ぜひ一度読んでください。

年齢不詳さん
40年原発に反対してきた、人間としての「誠実さ」と「信念」が伝わってくる面立ちの著者の講演を聴くだけで、 原子力発電所の怖さに戦慄する思いだったが、この本は講演よりも広範囲をカバーしており、さらに戦慄させられる。 例えば、再処理工場の放出する放射能。 「六ヶ所再処理工場は原子力発電所約30基が1年毎に取り替える量に相当する800トンの使用済み核燃料を毎年取り扱う。 再処理とはプルトニウムを取り出すわけで、原子炉の段階では曲がりなりにもプルトニウムや核分裂生成物を閉じ込めていた燃料棒を、 細かく切り裂き、硝酸に溶かした上で化学的にプルトニウムを分離しなければいけない。 当然、環境に放出する放射能の量は桁違いに多くなり、原発が1年で放出する放射能を1日で放出するといわれる」と述べられています。 初めてこの手の本を読んだ方には原発の真実について驚愕されると思う。 しかし、本書で一番重要なことは、日本がこれだけ原子力に固執し続ける理由が明快に書かれてることである。 危険性を顧みず、経済生産性も無視し、真実を長年糊塗し続けて、原子力発電を行い続けてきたのは、なせなのか? 『 核兵器保有国、米・英・仏・露・中の五カ国は「ウラン濃縮」「原子炉」「再処理」の核開発中心三技術を持っています。 そして、非核保有国で唯一、それら三技術を持っている国が日本です。 多くの日本人は核開発しないと思い込まされていますが、日本政府の公式見解は、 「自衛のための必要最小限度を超えない戦力を保持することは憲法によっても禁止されておらない。 したがって、右の制限にとどまるものである限り、核兵器であろうと通常兵器であろとを問わずこれを保持することは禁ずるところではない」 (1982年4月5日の参議院における政府答弁より) 「日本の外交力の裏付けとして、核武装の可能性を捨ててしまわない方がいい。保有能力はもつが、当面、政策として持たない、という形でいく。 そのためにも、プルトニウムの蓄積と、ミサイルに転用できるロケット技術は開発しておかなければならない」 (外交政策企画委員会(外務省)が1969年に作成した内部資料「わが国の外交政策大綱」) 』 これが日本が原子力に固執し続ける本当の理由である、と小出先生は言われている。 やはり本当の理由はここにあったのだと、嘆息する。 怒りが肚にたまる。

年齢不詳さん
子ども達、ごめんなさい。 もう原発はいりません、使用済み核燃料の始末もできません。こんな日本の大人です。 まだ日本で原発が動いているなんて、おっかないなあ。

40代 男性さん
この書籍が震災前に出されたものである点で、非常に貴重です。 今では自身の立場や主張を変化させている学者が多かったり、いかにも震災後だからこそという書きぶりが目立つ書籍が多い中、この学者とこの書籍の内容はやはり一貫していて説得力があります。

年齢不詳さん
もう、元の世界には戻らないけれど、 ぜひ読むべき内容の本です。

50代 男性さん
小出裕章氏の原発本は実にわかりやすいです。テレビなどに飽き足らない人たちに多く読んでほしいです。

40代 女性さん
原子力の専門家が語る原子力業界の内幕。原発も地球温暖化に無縁ではありえず、発電の過程でたくさんに石油を使い、温排水を流して海を暖めていることなど、改めて目からうろこが満載。専門家として尊敬する先生の著作で、たくさんの方に読んでもらいたいです。

年齢不詳さん
福島原発の事故をきっかけに自分でも色々調べるようになりました. 大きな事故であるにも関わらず,大手マスコミは原発についての報道はおよび腰のように感じ,不安に思ったからです. 今まで大手マスコミを信じ,原発はクリーンで安全なエネルギーであるかのような刷り込みをされていたことを知りました. 原発は危険です.この本を読めば読むほど,原発を推進するに値する科学的根拠が見つからないことが分かります. IWJの岩上安身氏による小出先生へのインタビューはYou tubeに載っているので是非見た方が良いです. 福島原発の事故に付いて詳しく知りたい場合は,自由報道協会の『THE NEWS』を参考になさってください.

30代 女性さん
民主党が政権をとってからひどくなったのが、報道。 前から、マスコミの右にならえの状態になってきているなと思っていたら、この原発報道であきらかになった。真実伝えていない報道番組ばかり。見ていて気持ち悪くなった。 情報は、自分で調べないといけないってわかりました。 そして、3・11以降、この本をはじめ原発関係の本を色々読み、東海村の作業員さんその後の本を読んだりして、結論は、地震が頻繁に起こる国に、原発は絶対向いていない。コストが安いと言いながら、今回の事故でどんだけかかるのか、事故起こして、手がつけられないのならいらない。電力会社のトップ陣営と保安院は、自分の子供、孫を福島に移住させて、どんだけ心配かわかってほしい。と思ってしまう。 小出さんの、説明はわかりやすいので、読んでほしいです。 小出さんの様な方が沢山テレビにでて、話を聞ける番組があらわれてほしいです。 RCのサマータイムブルースやラブミーテンダーが普通にラジオ・テレビで流れるような時代が来てほしい。

年齢不詳さん
知識がなくてもわかりやすく、数時間で読めますが内容はとても濃いです。今まで世界で起きた戦争、地球温暖化、核開発、温排水による海水温上昇などの点が全て線でつながりました。 現在原発事故の放射能の終息が見えない中、低線量の被曝であっても何らかの影響があるというように、基準値自体があまり当てにならない物で、少量でも人体の分子結合が必ずダメージをうけると自覚し、個人にできる事はできる限りの内部被曝を徹底的に避けることしかないのだと思いました。 地球の生命環境を守るための少欲知足という感覚は国単位で考えるともう個人ではどうにもならないことのようですが、たとえそうであっても、実際今何が起きているのかと一人一人が自覚することは意味のあることだと思います。 事実がわからなければ、今後何も変わりませんし、状況は今後厳しくなるばかりだと思います。 この本は震災以前に書かれたという点でとても説得力がありました。